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ゴキブリ豆知識

害虫駆除の専門家マジック坊や  → ゴキブリの巣      → ゴキブリの種類

1 ゴキブリの名前 2 ゴキブリの歴史  3 ゴキブリの成長  
4 ゴキブリの雄と雌の見分け方      5 ゴキブリの害  
6 ゴキブリの習性  7 ゴキブリの痕跡


1 ゴキブリの名前
今でこそ「ゴキブリ」という呼び名はごく普通になったが、ついこの前までは「アブ ラムシ」のほうが通りは良かった。学問的には「ゴキブリ」が正式名である。 ゴキブリという言葉の語源は、「御器」に「かぶり」つく、つまり、食器に集まる、 というゴキブリの習性からきている。 今でも地方では「アブラムシ」「アマメ」などと呼んでいるところがある。 英語では、「コックローチ」が最も普通。


2 ゴキブリの歴史
ゴキブリは生きた化石とも言われており、ヒトよりも早く地球上に現れてきたという のは有名な話。最古の化石は約3億8千年前にその類を見る。その時代はシダ類が地 表を覆い、じめじめと湿気が多かった。この時代に誕生したゴキブリは今でも湿気の 多いところを好んで住みついている。
日本でのゴキブリは、江戸時代に始めて文献に登場してくるが、戦前まではたいして 問題にならなかったようである。 現在のように爆発的に勢力を広げたのは、戦後の高度成長期に入ってからで、それま での木造中心の家屋から、冬でもあたたかいコンクリートのビル環境に変わってきた のと一致している。


3 ゴキブリの成長


ゴキブリの成長
 
チャバネゴキブリ
クロゴキブリ
ワモンゴキブリ
産  卵 30〜40 20〜30 13〜18  
卵 期 間 21〜28日 31〜47日 32〜41日
幼虫期間 51〜72日 110〜240日 210〜270日
脱皮回数 6回 8回 10回
成虫の寿命 オス50〜170日メス80〜350日 約200日 200〜700日

ゴキブリは他の昆虫の変態(幼虫→さなぎ→成虫)と違い、脱皮を繰り返して成長す る。さなぎの時期がない。このような変態をする昆虫は、一般的に幼虫と成虫の食物 や生活場所が同じ。


4 雄と雌の見分け方

チャバネゴキブリの成虫の雄(オス)と雌(メス)の見分け方は

  • 卵を抱えていれば間違いなく雌。
  • 雌の方が全体的にやや幅広く濃い色。
  • 雄は体全体ほっそりしている。
  • 雄の腹部第7・8節の背面には誘惑線がある。


5 ゴキブリの害

  • 不快感
    黒光りする体ですばやく動き、時には人に向かって飛んでくる。
  • 食品への混入
    食品会社で混入すれば、クレームにより損害を受け信用も失うことになる。
  • 売上の損失
    飲食店において、客席に出現したり食品に混入するようなことがあると、そのときの お客様は、一生、来店しなくなり、その売上損失は計り知れない。  病院の場合は 衛生面が特に重視される。病院では、"ゴキブリの出現→レベルの低い病院"というふ うにイメージが連想されてしまう。
  • 病原体の媒介
    汚物の上を歩いたあと、食器、食材の上を歩き病原体を媒介する。サルモネラ菌をは じめ多くの病原体を運ぶ。
  • 機器の故障
    電話機や厨房機器の内部に棲み付き、電気故障を引き起こす。特に電話機の故障は多い。
  • 悪 臭
    ゴキブリの集合フェロモンには独特の臭いがある。
  • 食 害
    人の食べる食品全般から紙、ビニール、汚物にいたるまでなんでも食べる。
  • 火 災
    東京でコンセント内のゴキブリが原因になり、全焼となった火災があった。消防署の 発表によるとコンセント内に100匹のゴキブリがいたそうである。


6 ゴキブリの習性

  • 雑食性である
    穀類、野菜、果物、魚、肉、菓子など人間の食物となるものはほとんどなんでも食べ る。人や動物の排泄物、配水管などにこびりついた汚泥、本なども食べる。餌を少な くするなどの環境的対策だけではゴキブリを根絶するのが困難であるといわれる。
  • 夜間活動性
    昼間ゴキブリを見かけることが少ない場所でも、夜中に突然照明をつけるとその姿を 見かけることがよくある。これは屋内に潜むゴキブリが夜行性という性質を持ってい るため。夜行性といっても一晩中活動しているのではなく、夜の前半に活動の山があ る。特に、夜になってからの1時間後が一番多い。この活動は、体内リズム(体内時 計)により支配されているので、飲食店などが夜に営業している場合は、閉店後から が夜ということになる。
  • 暖かいところを好む
    種類によって異なるが、チャバネゴキブリの場合は特に暖かいところを好み20度〜 31度くらいの温度で活発に行動する。15度以下だとほとんど活動せず、繁殖率、 寿命も極端に低くなる。また、31度以上だと麻痺を起こし45度くらいで死亡する。
  • 水を好む
    水を好むというよりも水がなくては生存できない。水さえあれば餌がなくても1ヶ月 は生き延びられるが、水がない場合は、たとえ餌があっても1週間以内に死んでしま う。
  • 狭いところを好む
    ゴキブリは背と腹の両方が接触するような隙間を好む傾向がある。チャバネゴキブリ では5mm、クロゴキブリでは1cmほどの隙間を好む。昼間は戸棚やビニール、布切れ の隙間、壁の内部や壁と物の間など。狭くて暗くて、風の通りの悪い個所に潜んでい る。電気機器の内部は暗く暖かく隙間が多いので格好の潜み場所となる。 ただ、ワモンでは餌を食べる場合でもあまり顔を突っ込んで食べるようなことはせず 、チャバネ、クロほど隙間は好まないようである。
  • 隅を歩く
    床と壁との隅、調度品と壁との隅など、常にある物に添って徘徊する。何もない平面 はあまり歩かない。
  • 群れをつくる
    ゴキブリは、単体では繁殖率が極端に低下し、群れをなして集まっているほうが繁殖 率も成長も早くなる。ゴキブリは集合フェロモンによって集まり、糞の中にそのフェ ロモンがあるとされている。したがって、一度集まった場所(コロニーともいう)に 再び集まる傾向がある。特に温度が低い場合は、集まることにより低温に対応してい る。
  • 風通しの悪いところを好む
    空気の流れが常にあるところはあまり好まず、空気の流れが無くよどんでいる箇所を 好むようである。
  • ホコリの上は歩かない
    冷蔵庫の裏などで一見暖かく暗い場所でゴキブリが住みつきそうな場所でも、ホコリ が積もっていると住みつくことはないようである。基本的にホコリの上をあるくのが 苦手。
  • 油が付着している面はあまり歩かない。
    油は食べ物としては大好きであるが、油の上を歩くのは敬遠する。特にステンレスの 面に油がベッタリと付着しているような面の上はめったなことが無い限り歩かない。
  • とりあえず目の前にあるものをかじる
    ゴキブリは徘徊する途中で目の前に現れたものをとりあえずかじってみることがある。 すでに誘引効果のなくなった古いベイト剤でも、目の前にある場合はかじることもあ るようだ。


7 ゴキブリの痕跡


  • ゴキブリの糞は大変小さくひとつひとつを確認することは困難だが、ゴキブリの巣に は、黒く転々と落ちているのですぐにわかる。しかし、わずかの糞を発見することが、 ゴキブリの行動を知る上で重要なので、注意深く調査すること。チャバネの糞はゴマ 粒ほどの大きさ。
  • ローチスポット
    ゴキブリが群がっている場所には、特徴的なシミがある。墨汁かインクのようなもの を散らしたようなシミ。厨房の引き出しの奥などで発見されることが多い。
  • 脱皮殻、卵殻
    ゴキブリは幼虫期に数回脱皮するので、潜伏場所付近だけでなく、物陰などに脱皮殻 が散乱していることがある。産み付けられた卵殻(クロゴキブリ)や、孵化後にメス の体から離れた卵殻(チャバネゴキブリ)を発見することもゴキブリの生息を知る上 で重要。
  • 臭い
    ゴキブリが群がる場所では、独特の臭いを感じることがある。なれてくれば、すぐに それとわかる臭いである。